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太陽光パネルの後付けは、屋根が傷むの?
デメリットはないの?
家に太陽光パネルの設置を検討しているけど、後付けってどうなの?
そもそも太陽光パネルを設置する前提で建ててないので、屋根が傷むのでは?と不安になりますよね。
太陽光発電を後付けするメリットはこんな感じです。

- 屋根の劣化を防ぐ
- 日中の電気代が削減できる
- 売電収入を得られる
- 固定資産税はかからない
太陽光パネルを後付けするのに悩んでいる方向けに、我が家の例を紹介したいと思います。
- 後付けのメリット&デメリット
- 取付け時の注意点
- 後付けした時の費用
設置する家によって異なる部分もあると思いますが、参考になれば嬉しいです。

目次をタップして読みたい所へジャンプできます。
屋根は傷まないの?

屋根に加工を施したり、太陽光パネルを許容範囲ですが乗せるので負荷はかかります。
実際に屋根には、どんな負荷がかかるのか見ていきましょう。

後付けだと、画像のような取付金具を設置することになりますので、穴をあけることになります。

屋根に穴をあけたら
雨漏りしたり、不具合が出たりしないか気になりますよね。
屋根材とネジの間に専用のパッキンやゴムを挟むことで、防水しているので心配はありません。

太陽光パネルは結構重たいんです。
各メーカー軽量化に努めていますが、シャープ製のパネルの場合1枚あたり11㎏~16.5㎏ほど。
形や大きさにより重さは異なります。

我が家は太陽光パネルを14枚。14枚搭載すると188㎏になります。
私は、そんな重たいものを屋根に乗せて大丈夫なの?と不安になりました。
耐震等級や基礎に影響がない程度で、耐荷重に対してゆとりを持たせた枚数しか搭載しません。過積載にならないように計算されているので問題ありません。

取付実績が多く、事前に色々とシュミレーションしてくれる会社選ぶが重要です。
メリット
- 屋根の寿命が延びる
- 日中の電気を自家発電で賄える
- 売電収入を得られる
- 固定資産税はかからない
①屋根の寿命が延びる
太陽光パネルは、直射日光や気象条件から屋根表面を保護してくれます。
紫外線や雨、風から直接的なダメージを受けることが減少するため、何も搭載していない屋根と比較すると、搭載している屋根の方が寿命が長くなります。
②日中の電気を自家発電で賄える
天気や季節により、発電量は変わりますが、日中の電気を自家発電で賄えます。
おおよその割合で例えると、晴れの日を100%としたら、曇りの日は90%~50%、雨の日では50%以下の発電量になります。
雨の日でも真っ暗にはならないため、発電量が0になることはありません。

電気代が高騰しているので、出来るだけ自家発電で賄えるのは電気代の節約に繋がりますね。
③売電収入を得られる
自家消費せずに余った電力は、電力会社に買い取ってもらうことができます。
2023年度では16円/kWhで買い取ってもらえます。
夏場は特に発電量が多いため、売電収入もその分多くなります。
④固定資産税はかからない
後付けの場合、取り外し可能な設備という扱いになるので、固定資産税はかかりません。
屋根一体型のように取り外しが出来ない場合には、固定資産税の課税対象になりますが、後付けの場合には「家財」扱いになるため、かかりません。
デメリット
- 屋根に穴をあける
- 屋根の葺き替え時はパネルを一時撤去する必要がある
- 破棄する時にお金がかかる
- 火災保険の値段があがる可能性がある
①屋根に穴をあける
太陽光パネルを設置するには、取付金具を屋根に装着するので、穴をあける必要があります。
ネジで穴をあけますが、防水加工を施すので、雨漏りなどの心配はありません。
②屋根の葺き替え時は太陽光パネルを一時撤去する必要がある
屋根の種類や環境条件により10年〜20年くらいで防水効果がなくなるため、葺き替える必要があります。
その時に、設置している太陽光パネルは一時撤去しなくてはなりません。
③破棄する時にお金がかかる
パネルを破棄するのにもお金がかかります。
メーカーでパネルのリサイクルなども行っていますので、撤去の際の状況に応じて相談するのがいいでしょう。
④火災保険の値段があがる可能性がある
太陽光パネルは「家財」扱いになるため、火災保険の値段があがる可能性があります。
保険会社により異なるため、契約している保険会社に事前に問い合わせてみるのがおすすめです。
取付け時にこれだけは注意して
近隣トラブルに注意

実際に近隣トラブルを起こした例を紹介します。
太陽光パネルを屋根に設置する工事でトラブルが起きました。
屋根の清掃を行ってから、パネルを設置する予定でしたが、清掃時に屋根のコケなどの汚れが隣家の壁に飛んで汚してしまったのです。
家に足場を組んでカバーをかけて行いますが、カバーのかけ方が甘かったのが原因で起こりました。
工事は代行業者が行っていたため、隣家への対応も遅れ、工期も延長。
壁を清掃したり、お詫びをすることでお許しをいただきましたが、関係も気まずくなってしまいました。

このような事もあるので、施工管理が行き届いている施工会社を選ぶのがポイントです。
コスト計算に注意
太陽光発電システムを導入するのに、結構な費用がかかります。
ローンを組んで購入をする場合もあるので、事前に導入費用やランニングコストのシミュレーションして資金計画を行うことが大切です。

自治体の補助金制度があるので、事前に調べておきましょう。
ちなみに後付けするのに、どのくらいの費用がかかるのか、ここから詳しく紹介します。
後付けするのにかかる費用(我が家の事例紹介)

太陽光パネル+蓄電池を導入した場合の費用について紹介しますよ。
太陽光パネル+蓄電池の設置費用

太陽光発電システムと蓄電池システムを導入するのに、下記の設置費用がかかります。
太陽光発電システム設置 | 1,500,000円(税抜) |
蓄電池システム設置 | 1,650,000円(税抜) |
合計 | 3,150,000円(税抜) |

初期費用は結構しますね。
補助金や売電収入などを計算して、何年で回収できるかを検討するのがよさそうですね。
屋根に設置できるパネルの枚数や日当たりなどの住環境、気象条件によってことなるので、事前に発電量をシミュレーションし、コスト計算を行いましょう。
ランニング費用
太陽光パネルが作った電力を家庭の設備で使えるように変換するパワーコンデショナーは15年~20年に1度交換が必要と言われています。
交換費用:約15万円
鳥のフンなどでパネルがひどく汚れ、発電量が著しく落ちた場合、清掃が必要になります。
清掃費用:約6~10万円
屋根の防水効果が落ち、改修が必要になった時には、設置されているパネルを一時撤去する必要があります。
一時撤去費用:約10万円
パネルが不要となり、破棄する場合には産業廃棄物で破棄する費用が発生します。
メーカーでのリサイクル回収もあります。その時の状況によって変わります。
産業廃棄物として破棄する場合:約20~30万円
売電収入はどのくらい?(我が家の事例紹介)

我が家の年間発電量予測の最低値です。20年分の気象データから発電量を2割減したものになります。
こちらを使って計算してみましょう。
年間売電収入の目安は太陽光パネルの容量(2.716kW)と年間の発電量予測(2,380kWh)、売電単価(16円/2023年)で計算ができます。
一般的に発電した電力のおよそ7割が売電に回るとされています。
(例)設置容量2.716kW、売電単価16円の場合
「容量2.716kW」×「発電量2,380kWh」×「売電単価16円」×0.7=72,397円/年

最低値で計算して72,397円は収入として得られます。
太陽光発電の導入で電気代はどのくらい安くなる?
我が家の年間発電量予測値で計算すると・・・
太陽光発電システムの導入で年間56,220円(月4,685円)安くなります。
最低保証の発電量で見積もっているので、実際はもっと安くなるかもしれません。
よくある質問
- 太陽光パネルが自然災害により破損したらどうなる?
- 破損した場合、パネルの交換が必要になります。1枚でも破損すると発電量が著しく低下するので、気が付くことができます。
施工会社により自然災害保証がついている場合があるので、確認してみましょう。
- 太陽光パネルの清掃が必要な時はどんな時?
- 汚れにより発電量が著しく落ちてしまった時に必要です。自然についた土ぼこりなどは、雨で流れるのそこまで心配する必要はありません。
まとめ
太陽光パネルを後付けした場合のメリットやデメリット、取付時の注意点などを解説しました。
ここで簡単に内容を振り返ります。
- 屋根の寿命が延びる
- 日中の電気を自家発電で賄える
- 売電収入を得られる
- 固定資産税はかからない
- 屋根に穴をあける
- 屋根の葺き替え時はパネルを一時撤去する必要がある
- 破棄する時にお金がかかる
- 火災保険の値段があがる可能性がある

注意点はこちらです。
- 隣人トラブルに注意
- コスト計算に注意
太陽光パネルの導入を検討する上で、参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。